閉幕後もまちごと実験会場に。キーマンたちが描く“アフター万博”の大阪

ついに閉幕を迎えた、大阪・関西万博。その舞台となった大阪では「まちごと万博」と題して、万博や街を盛り上げたい人たちによる共創プロジェクトが繰り広げられてきました。今回はそんなまちごと万博の関連プロジェクトに携わっている4名が集合。万博が街に残した価値や活動の手応え、今後の展望について語り合います。

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「まちごと万博」は、街をもうひとつの万博会場と捉え、万博を機に生まれたイベントやプロジェクト、何かにチャレンジする人を「まちのパビリオン」に見立てて光を当てる活動です。大阪商工会議所を始めとする関西の経済団体と一般社団法人demoexpo(以下、demo!expo)が連携し、登録されたプロジェクトやイベントの情報発信に取り組んでいます。登録プロジェクトは88件(2025年10月15日現在)にのぼり、大阪・関西万博をきっかけに自分自身で何かを始めた人が増え、多くのイベントやプロジェクトが街を舞台に繰り広げられていたことがわかります。

そんな登録プロジェクトの中から、水都大阪、関大万博部、そしてOsaka JOINERで活躍する面々に集まっていただきました。活動内容も方法も異なるメンバーは、大阪・関西万博を終えた今、どのような思いや期待を抱いているのでしょうか? demo!expo理事の今村治世さんがファシリテーターとなり、それぞれの活動を振り返っていきます。

今村治世

三菱総合研究所において万博推進室の室長を務める。主に今回の万博のコンセプト「共創」に関する調査業務や各種事業を実施。現職のほか、大阪府庁や「公益社団法人2025年日本国際博覧会協会」でも関連業務を経験。博覧会協会所属時にはロゴマーク策定業務や、TEAM EXPO 2025プログラムの立上げに従事した。demo!expoでは理事・副代表を務め、「EXPO酒場」や「世界横丁」など、海外チームや国内企業・団体と連携したさまざまなイベントの企画・運営に奔走している。

松井伊代子

水都大阪コンソーシアム 事務局長。1987年、大阪商工会議所に入所。地域商業振興、女性活躍推進、中小企業情報化支援などの事業担当を経て、2021年から現職として出向中。万博をきっかけに、世界でも稀な「水の回廊」におけるさらなる賑わいを創出すべく、公民で構成するコンソーシアムメンバーとともにさまざまな活動に取り組んでいる。夢洲への水路の交通手段として、万博航路の開設に尽力した。

仲上瑛人

関大万博部代表。同大学環境都市工学部3年。関大万博部は、当初マイナスイメージの強かった万博を、“勝手に”盛り上げよう! という思いで2023年に発足。結成当時は20名だったメンバーはピーク時には170人にまで増え、関大を代表する活動のひとつとなった。大学と夢洲を舞台に8つのプロジェクトを展開した。

吉田瑛仁

株式会社大阪メトロアドエラ インバウンド事業部 部長。大阪府出身。早稲田大学卒業。JTB、リクルートを経て、観光ベンチャーで新規事業を手掛けたのち国土交通省へ入省。観光庁 観光人材政策室総括、観光産業課長補佐。内閣官房の業務も経験。2024年に現職となり、欧米豪インバウンド事業「Osaka JOINER」プロデュース。官民で培った観光の知見を活かし、地域の課題解決と活性化に貢献することを目指す。

街の中に生まれたパビリオン?「EXPO酒場」が交流の拠点に

EXPO酒場はもともと、万博や街について語り合うイベント。demo!expoが旗振り役となり、関西を中心に各地で開催していましたが、「夢洲の盛り上がりを街全体に広げたい」との思いから、万博会期中は常設店をオープン。ルクア大阪の「キタ本店」、心斎橋PARCOの「ミナミ本店」は万博ファンやパビリオンスタッフ、観光客の交流拠点となりました。

今村

まずは改めて、この場所について語らせてください! 同じ志を持ったメンバーが世代や職業を越え、チームとして活動しているdemo!expoですが、その代表的なプロジェクトが、まさにここEXPO酒場。夢洲を昼の万博会場、街を夜の万博会場と見立てたプロジェクト「夜のパビリオン」とも連動しています。

仲上

EXPO酒場、僕も来たことがあります! 関大万博部のメンバーには、DJとして酒場のイベントに参加した学生もいて、親しみのある場所になりました。万博と共にクローズしてしまうのは、少し寂しい気持ちもありますね。

今村

そうですね。でも、学生さんを含めいろいろな人たちが関われる場を作ることができて、まず良かったと感じています。

吉田

海外の人たちが盛り上がっていたイメージも強いです。

今村

10カ国を超える海外チームとコラボレーションしてイベントを開催することもできました。フランスやイタリアなど日本で親しまれている国だけではなく、アフリカや北欧、中央アジアなど、普段なかなか出会えない国々の人と共創できたのはとても印象深いです。「EXPO KANPAI NIGHT」という、パビリオンスタッフ同士の交流イベントを開催したこともあり、累計65カ国、311人のスタッフが来てくれました。

吉田

それは、すごい数ですね!

EXPO酒場 キタ本店で開かれた、キルギス共和国パビリオンとのコラボ企画「キルギス、スキスギル」
提供元:demo!expo
今村

まさかこんなに来てくれると思ってなかったので、本当に驚きの光景で……。万博好きの人たちも“溜まり場”として活用してくれて、“もうひとつの万博”の拠点として機能した実感がありますね。ほかにも、JR大阪駅でこれまで誰もやったことのない深夜帯の音楽イベントを行ったりと、とにかく実験をし続けた半年間でした。「水都大阪」ともタッグを組ませてもらいましたよね!

松井

そうなんです! 8月には「夏の水都大阪ウィーク」と連動して「EXPO酒場 八軒家浜店」を実施しました。普段は乗船者しか入れない船着場でお酒や料理を楽しめるイベントでした。同時に東横堀川に「本町橋 かっぱの住処」をオープンし、2つの酒場をはしご酒できるようにしたんです。飲みながら船にも乗れるという体験を、おもしろがってもらえたんじゃないか、と思います。

吉田

EXPO酒場の広がりを見ていると、交流の場だけでなく、コラボや実験のプラットフォームになっているのがよくわかりました。「酒場」というネーミングも秀逸です!

EXPO酒場 八軒家浜店では水辺や船上での飲食のほか、紙芝居などのコンテンツでも盛り上がった
提供元:水都大阪コンソーシアム

水都の魅力を感じる、万博航路が開通!インバウンド事業の変化とは?

今村

万博以前から活動を展開されてきた水都大阪ですが、万博を機に取り組み始めたことはありますか??

松井

大阪府・大阪市による万博重点事業として、市内3カ所で光と水のショーを楽しめる「OSAKA リバーファンタジー」との連携など新たな企画を行いました。一番印象に残っているのはやはり、夢洲まで船を使って行き来ができる万博航路の実現ですね。博覧会協会(2025年日本国際博覧会協会)が桟橋を作るなど、万博航路の誘致に動いてくださったんですが、船会社さんからは当初、半年しかないのにリスクが大きいと言われていて……。

今村

そうだったんですか!?

松井

でも協会さんと船会社さんそれぞれの声を聞き、調整などを地道に進めて、ようやく航路が開通したんです! すごく嬉しかったのですが、最初は周知が行き届かず、船の利用者は伸び悩みました。

吉田

水都大阪は、この街における“大先輩プロジェクト”だと思っていましたが、そんな苦労もあったんですね。

松井

桟橋の利用時間を延長したり、乗船者は優先入場ができるようにしたりと、協会が運用を工夫する中で、やっと客数が増えていって。結果として予約が取れないぐらい乗船率が上がりました。全体の来場者数から見れば、船の利用者は0.3%ほどですが、それでも人数で言えば約10万人。これだけの数の人たちが、水都大阪や船の魅力を体験してくれたという事実が、私たちにとっては大きな収穫です。関係者の努力で「大阪のまちなかとベイエリアを船で結んだ」という実績を得られたのが一番大切だと感じています。

万博航路で活躍した船舶には、赤と青の装飾も施された
提供元:水都大阪コンソーシアム
今村

そうして得た経験は、これからも活きそうですね。

松井

そうですね。今後は「大阪IR」の開業も見据え、この経験を活かしていきたいと思っています。

今村

僕自身、普段は船を使う機会は少ないですが、改めて大阪のインフラの強さを感じるエピソードですね。船もあって、バスもあって、地下鉄もあって……。大阪メトロでは地下鉄やバスの運転手さんたちも、すごく盛り上げてくれていました。夢洲が近づくと「いよいよ夢洲です!」という車内アナウンスも流れたり。Osaka JOINERではそんな交通インフラの知見も誘客やコンテンツに活かしていると思いますが、会期中の手応えはどうでした?

吉田

僕たちのメインターゲットは欧米豪の旅行者。旅行中の隙間時間なども念頭に「思い立ったらすぐに予約・参加できる」コンテンツを提案し、街と旅行者、ローカルの個人店と旅行者をつなげることを主軸に活動しています。その視点で本音をいうと……万博開催前の方が、旅行者の受け皿としてはより機能していたように思います。万博会場が盛り上がりすぎましたね(笑)

今村

確かに、街中にどのぐらい人を流せたかというと、難しいところですよね。これは、まちごと万博全体の課題ともいえそうです。夢洲の会場で一日を過ごし、ホテルで疲れ切って寝る、という流れになっていたような……。

吉田

ただ、BtoBtoC※の文脈で言うと、万博期間中にさまざまな企業さんや自治体さんとタイアップすることができました。例えば、JTBさん、アサヒビールさんとナイトタイムエコノミーを盛り上げる企画を実施したり、大阪商工会議所さんと連携し、海外から来た万博関係者の方々に泉州でコンテンツを体験してもらう取り組みをしたり。多くの官民の団体がインバウンドビジネスに取り組もうと、Osaka JOINERへお声がけくださいました。ローカル体験やガイドの取り組みと並行して、インバウンドマーケットを対象にしたコンサル事業も行っているのですが、好調です。

※BtoBtoC:企業が別の企業を介して、一般消費者に商品やサービスを提供するビジネスモデル。企業同士の連携により、新規市場への進出や顧客ニーズの把握などを効率化できる

今村

万博を機にビジネスが広がったんですね! 吉田さんにとっては、直接的な誘客よりも、次のチャレンジにつながる期間になりましたね。

アサヒビールとのタイアップ企画に参加し、はしご酒を楽しむ外国人観光客たち
提供元:大阪メトロアドエラ

夢洲の外にも熱狂を届けた学生たち。自身の内面にも変化が生まれた

今村

関大万博部が始まったのはdemo!expoがきっかけですよね?

仲上

そうなんです。2023年に関西大学とdemo!expoの共催で、大阪・関西万博への関わりを考える「EXPO大学 関大キャンパス」というイベントが開かれました。これが関大万博部という学生団体へと発展したんです。

今村

今となっては遠い過去のようですね。あの頃は、万博そのものに対する世間の風当たりも強かった……。

仲上

でも「せっかく開催されるなら盛り上がらないともったいない」「僕らが勝手に盛り上げてしまおう!」という思いで活動を続けてきました。大学や街中でイベントをしたほか、9月には大阪ヘルスケアパビリオン内でクラフトコーラを提供するプロジェクトも実施しました。宗教も国も超えて乾杯しようというテーマで、僕が現場に行った時は、みんなが「かんぱーい!」とグラスをかかげていて、知らない人同士のつながりを作れたのかなと嬉しかったです。

大阪ヘルスケアパビリオンで乾杯を交わす万博部メンバーと来場者たち
提供元:関大万博部
吉田

映画みたいないい話!

仲上

僕たちの活動を通して万博に興味を持った学生も増え、万博の盛り上がりに少しは貢献できたんじゃないかな、と感じています。あと、街中でイベントをすることによって、小さいお子さんがいる家庭や足腰が悪い方など、会場まで行きづらい人たちにも、万博のわくわく感を届けられたのではと思っています。

今村

街で活動したから、夢洲に行けない人にも熱気を届けられた。すごく意義のある活動ですね。万博が終わって、今後の予定は?

仲上

関大万博部は形を変え、これからは学生個々の自主的な取り組みとして活動を続けます。ただ、関大以外にも、万博がきっかけで動き出した学生団体がいくつかあるんです。関大の有志メンバーは、他大学の学生と合同で、新たなプロジェクトを始める予定です。自治体さんからお声がけがあって、なんば広場で行われるイベントにブースを出店し、人がつながる場所を作ろうと。まだ具体的な内容は決まっていませんが、万博部で活動してきたからこそ、新しいことに取り組めるようになったと感じています。

吉田

今回は、開かれた万博でしたよね。大企業だけじゃなくて、例えば学生のように、いろんな人たちが万博の輪に入れた。多様な人々が、万博を通じて挑戦や表現の機会を持てたのではないでしょうか。その経験や熱量はすごく大事だと思います。

仲上

まちごと万博との出合いもそうですが、大阪で活躍している大人たちが、すごく楽しそうにプロジェクトに向き合っている姿を見て、社会人になることが楽しみになってきました。

吉田

いい大人に出会いましたね。

今村

demo!expoの学生スタッフも、「こんなに楽しそうに働いて、もがいている大人を初めて見た」と言っていました(笑)

松井

先日開催されたアフター万博イベント「demo!play NOODLE」で齋藤 精一さん(EXPO共創プログラムディレクター)が「仕事・労働より、活動」と話されていて、私はそれがすごくしっくりきたんです。水都や商工会議所の仕事まわりって、公私が分けきれない感覚があって、「これは仕事? 仕事の延長?」と考えることがよくあって……そうか、活動なのか! とようやく腑に落ちました。

今村

万博から派生した出会いで、点と点がつながったんですね。

仲上

「活動」って自分がやりたいからやる、という感じがありますよね。だからみなさんイキイキとして見えるのか。僕も今、点と点がつながりました(笑)

この熱が冷めないうちに。今がまさに、大阪を舞台に活動するチャンス

今村

この座談会もですが、万博期間中は、それまでの大阪では見られなかった光景を目にしました。特に外国人を見かける機会は格段に増えましたよね。実際に、インバウンド観光客って増えたんでしょうか?

吉田

今後、さまざまな分析が出てくると思いますが、旅行者数は増えていると思いますし、何より国籍が多様になりましたね。これまで僕たちの事業のターゲットは欧米豪の外国人でしたが、今年は60カ国以上の方が利用してくださいました。アフリカなど、ターゲットとして想定していなかった国の人も来てくださいました。日本を訪れる外国人の中には、観光客だけでなく政府関係者やビジネス関係者もいると思いますし、さまざまな目的を持った人を大阪に引きつけたというのは、万博開催の意義としてとても良かったのではないかなと思います。

泉州への誘客ツアーに参加した、海外からの万博関係者たち
提供元:大阪メトロアドエラ
今村

ただ、そういう人たちは、放っておくときっと来なくなってしまいますよね。来年以降に大阪を目的地にしてもらうためには、今度は僕たちが目的を作らなきゃいけないなと。例えばイベントを企画したり、水都という魅力をおしていったり、みんなそれぞれ何かしら仕掛けていくと思うんですが、日本の中でも、特にいろいろな国の人が集まっている今だからこそ、この経験を大切につなげていきたいですね。

松井

夢洲での思い出も、いい影響を多くの人に残したはず。私も何回か万博へ行きましたが、来場者が心から楽しんでいるのをすごく感じたんです。ステージがあれば、みんなが上がって一緒に踊ったり、そうやって楽しんだ体験はすごく大きいと思っています。

仲上

僕も万博に行って感じたのですが、日本人が海外の人たちと交流することで、その明るさに当てられて、心に秘めがちな部分が表に出てきているような気がします。普段、日本人はハイタッチなんてそうそうしませんが、インドネシアパビリオンでスタッフと一緒にダンスする人もたくさんいましたよね。

松井

そうそうそう! そのおかげで、街まであったまっているように感じるんです。今、関西人のテンションはこれまでにないくらい上がってるんじゃないかな。それが冷めないうちに仕掛けることが、すごく大事。この余熱が続いているタイミングを大事にしたいですよね。

今村

街の空気が緩くなっている感じがありますよね。みんな活動のフィールドは違うのに、それぞれが万博本体とのシナジーを実感しているのが興味深い。今こそ、何らかの宣言をするチャンスだと思っています。これまで以上に大阪のノリの良さが発揮されて、いろんな人を巻き込めるんじゃないかな。

人や街に宿る、大阪・関西万博のレガシー

今村

改めて、みなさんはこれからの活動や大阪についてどう考えていますか? 僕自身は、「万博があった」ということが人々の自信につながって、大阪が実験や挑戦を続けられる街になったらいいなと思っています。

松井

今回の万博のレガシーを、私は「共創」だと考えていて、この概念が街にも根付いていく予感がしています。水都大阪コンソーシアムは、2030年を見据えてビジョンを作り直しているところです。だからこそ、このレガシーを引き継ぐようなビジョンを考えていきたいし、水辺で共創するための環境を整えていきたいですね。万博で得た体験を踏まえて、5年後のIR開業に向けた航路のチャレンジなど「水辺だからできること」を発信していきたいです。

吉田

僕は「ポテンシャル」がレガシーだと思います。万博を見据えて、外からもどんどんプレイヤーが入ってきましたし、大阪の中でも「やってやるぞ!」という人たちが増え、刺激的な街になってきたと感じています。松井さんも言っていたように、温度感が上がってきている。こうして高まったポテンシャルと、大阪という街がもともと持っていたソフト面などの魅力がいい塩梅で掛け合わされれば、東京とはまた違った成長曲線が描けるんじゃないかなと思います。

仲上

僕はまず、他団体とのイベントが目前に控えていますが、就活生でもあって。関東出身なのですが、万博部がきっかけでかっこいい大人と出会えたのもあり、大阪で働くのも良さそうだなと思っています。これはレガシーというより個人的な感覚かもしれませんが、「未来は自分で作れるし、自分で変えられるもの」と考えられるようになったのは大きな変化でした。自分一人では小さな力ですが、何かしら周りの人に影響を与えられる。周りを巻き込んで、巻き込まれた人が、さらに外の人を巻き込んで……そういう実体験が、巡り巡って街にとってのレガシーになればいいなと思います。

今村

僕の思うレガシーは「人」です。僕は万博って、万国博から「万人博」に変わると唱え続けていて。それが少し形として見えてきたかなと。今日集まったメンバー以外も、活動した人はきっと次のシーンへいける。この座談会を通じて、やっぱりレガシーは人に宿ると確信しました。

交通機関や水辺環境などの都市インフラに加え、海外の人が馴染みやすい気質があり、若者も元気な大阪。しかし、それぞれが単独でできることには限界があるのも事実です。万博を契機に、公式・非公式を問わず多様な運動が巻き起こり、新たな共創が生まれました。個々の貴重な経験を明日へとつなげる営みが、世界的に見てもユニークなこの街をよりおもしろくするのかもしれません。

取材・文:小島知世
写真:Katsugraph
企画・編集:人間編集舎

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