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大相撲なにわ万博 門真場所

Place: 大東市

日本の伝統文化<相撲>を次世代につなぎ、海外にも魅力を発信するプロジェクト

私たちは、日本の伝統のひとつである相撲文化を継承するため、大阪・関西万博の共創チャレンジに取り組んでいます。相撲は、子どもからシニア世代まで、すべての世代が性別を問わず楽しめる競技です。ルールはシンプルで、土俵の外に相手を出すか、地面に足の裏以外をつけさせた者が勝者となります。しかし、勝つためには、心を修め、技を養い、体を整える「心・技・体」が揃っていなければなりません。相撲はそれらを鍛えることができます。

また、小学校跡地にある「アクティブ・スクウェア・大東」には、地域交流の拠点として多くの人々が訪れ、土俵も併設されています。そこでは、海外の方や子ども向けに相撲体験を開催しています。相撲の所作や歴史を学び、ちゃんこ鍋を召し上がっていただき、五感で相撲に触れていただきます。

プロジェクト発足の経緯

本来、「伝統」は、親から子へと紡いでいくものです。しかし、紡いできた歴史や文化も少しずつ失われつつあります。昔は、「相撲で勝敗を決めよう」と子どもたちが公園で相撲を取っていた風景も、最近はあまり見ることがありません。日本の伝統文化である相撲が、日々の暮らしから遠のいてしまっているのではないでしょうか。「ならば、私たちが相撲を継承しよう」と、摂津倉庫相撲部とともに相撲体験イベントの開催に取り組み始めました。

相撲体験では、蹲踞(そんきょ)や四股を踏む意味を交えながら、実際にふんどしを巻いて取り組みを行います。もちろん、女性の方や車いすの方も土俵に上がっていただいても問題ありません。私たちは「すべての人のための相撲」をモットーにしているからです。そして最後には、みんなでちゃんこ鍋を食べます。ちゃんこ鍋は鶏からだしを取っていますが、「鶏は手をつかない」というゲン担ぎの意味が込められています。このように、相撲を通じて紡がれてきた歴史や文化に、自ら体験しながら触れていただけるイベントを目指しています。

プロジェクトの活動内容

相撲体験型イベントは、これまで多くのお客さまにご体験いただきました。アクティブ・スクウェア・大東での土俵体験はもちろん、京都のホテルでの出張デモンストレーションの実施や、グランフロント大阪で開催された「うめきた場所」では、相撲部対観客の参加型綱引きやちゃんこ鍋の販売なども行ってきました。アマチュアだからこその柔軟な対応力で、あの手この手を使って、相撲に触れる機会を生み出そうとしています!

2025年大阪・関西万博に向けた今後の展望

相撲の勝敗に大きく影響するもの、それは「間」です。これまで稽古や実践で培ってきた経験を出し切るために、精神統一を行う相撲の作法・儀式が四股であり、塩をまく行為です。それとともに、いかに相手を自分の間に引き込むか。目を合わせて構えあうその呼吸ひとつにも気を抜かずに向き合うことで、人々はその空間に魅了されます。相手の息遣いが感じにくくなった現代社会において、「間」を大切にすることは、新たな人間関係の構築やビジネスチャンスのヒントとなります。

私たちは、相撲を通じて、人との出会いやつながりを大切にしながら、次世代に「歴史」や「文化」を継承していきたいと考えています。また、大阪で開催され世界中の人が集まる万博をきっかけに、素晴らしい文化である相撲の奥深さを世界中に発信したいです。

主催一般社団法人大東倶楽部
所在地大阪府大東市深野3-28-3
公式サイト大東倶楽部

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