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東横堀川INGプロジェクト

Place: 大阪市中央区

万博をきっかけに、大阪で一番古い堀川で新たな水辺づくりに取り組むプロジェクト

高速道路に覆われた東横堀川は、大阪で一番古い堀川です。
水門で閉じられているため水の流れが穏やかで、都心部に約2.5kmにわたって安全な水面と空間が連なっていますが、今はまだまだ活用されていないのが現状です。
そこで2023年、官民連携で東横堀川の将来を検討していく「東横堀川水辺プラットフォーム検討会」を立ち上げました。川沿いを公園や緑道にし、歩ける場所を増やす計画を立てています。
川とまちのつながりを取り戻すために、水と緑を繋ぎ、東横堀川を人が集まる水辺へと再編していく第一歩が踏み出されています。
2025年は、万博期間に合わせて本町橋周辺を中心に、様々な実験的プログラムを開催する予定です。改修工事で護岸を切り下げてオープンになった水辺を訪れた人に楽しんでもらうと共に、これから橋の下や水辺の公園をどのように利活用・運営していくか、地域の未来のために検討します。
社会実験やフィールドワークを通して、新たな水辺づくりに向けて取り組んでいきます。

プロジェクト発足の経緯

東横堀川には、かつて水辺とともに生業や暮らしがありました。しかし、高度経済成長期に入ると、高速道路の建設や、高い護岸の整備などが原因で、水辺に近寄ることができなくなってしまいました。
2005年、そんな東横堀川を再生しようと、地域のメンバーが集まって活動をスタート。お掃除でまちをきれいにしたり、手作りイベントで水辺の魅力発見をしたり、できることを地道に続けてきました。

さらに、2021年には地道な活動が実を結び、東横堀川初の水辺の拠点「β本町橋」がオープンしました。民設民営の公民館として、小さな活動やコミュニティが生まれています。
そして2023年、本町橋と農人橋の間の護岸耐震改修工事をきっかけにして、「東横堀川水辺プラットフォーム検討会」立ち上げにつながりました。

プロジェクトの活動内容

閉ざされた橋の下の活用

長年閉ざされていた本町橋の下の空間を開き、マルシェやコンサートなどに活用する社会実験を行いました。大阪市内で一番古い本町橋を橋の下から見ると、歴史を感じる構造体が美しく、他にはない魅力的な空間をみんなで発見しました。

水上バシャバシャテラス

末吉橋近くの水面に仮設テラスを浮かべて、きれいになった水質を体感してもらうバシャバシャテラスを運営。直接川の水に足をいれて水に触れる体験は、東横堀川のイメージを一新しました。

水辺の意見交換会

オープンに水辺を語る場を定期的に開催しています。地域のメンバーはもちろん、市民や事業者、行政関係者など、多様な人々の対話のなかから、新しい水辺のあり方をあぶり出し、実現につなげていきます。

2025年大阪・関西万博に向けた今後の展望

万博期間には、かつての水門を活用した実験的ホテル、高速道路橋脚のプロジェクションマッピング、本町橋の下のバーや、橋のライトアップなど、様々なプログラムにチャレンジする予定です。この万博期間のチャレンジが、万博後の水辺の活用ルールや体制づくりに生かされます。東横堀川をあげた壮大な実験を、ぜひ体験しに来てください。

主催東横堀川水辺プラットフォーム検討会
所在地大阪市中央区本町橋4-8
公式サイト東横堀川ING
公式Insntagram
公式Facebook
参加団体東横堀川水辺再生協議会
一般社団法人日本シティサップ協会
大阪のまちを中心に様々な地域のまちづくりやデザインに関わる有識者の先生方
大阪商工会議所
大阪市関係課
中央区役
一般社団法人水辺ラボ

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