Latest Event

Latest

道修町再生プロジェクト

Place: 大阪市中央区

「無電柱化・電線地中化」「道路整備事業」「地域景観づくり協定」の実現により、将来に向けた「人にやさしい」まちづくり活動

災害時の減災と景観向上を目的に「大阪市観光魅力向上のための歴史・文化的まちなみ創出事業(かんまち事業)」の取り組みがはじまりました。その後「2025大阪・関西万博」決定を機に、バリアフリーを目指した道路整備の完成により、従来の近隣歩行者・少彦名神社参拝者だけでなく、大阪・関西万博の機会に足を伸ばされた来訪者に対しても安全向上が実現し、「伝統あるくすりのまち」に安心していただけるようになりました。民間の建物・設備についても、地域の意向を集約した上で「道修町通景観づくり協定」を策定し、大阪市における協定として認定され、運用・啓発を推進して、道修町の魅力の向上を目指しています。

プロジェクト発足の経緯

「くすりのまち」として、300年以上の歴史ある道修町は、少彦名神社や道修町の製薬企業数社が、その歴史・文化を学ぶことができる史料館や展示物の公開を行い、少彦名神社では毎年11月22日・23日に「神農祭」が執り行われる伝統のまちです。毎年秋開催のイケフェス(生きた建築フェスティバル大阪)では、歴史建物や近代建築を中心に多く人々が集まります。道修町まちづくり協議会は、さらに魅力が溢れるまちに発展させ、未来に繋げるために2015年9月に発足しました。2027年予定「無電柱化・電線地中化」より先に、「道路整備事業」「道修町通地域景観づくり協定の運用」「SDGs取組み」「文化、歴史、イベントなどHP、SNS紹介」を展開しています。

プロジェクトの活動内容

「無電柱化・電線地中化」「道路整備事業」「道修町通地域景観づくり協定」のいずれにおいても、当協議会に専門アドバイザーの招聘や委員会の設置により、起案作成からスタートしました。対象エリアの道修町2丁目、3丁目(堺筋~御堂筋)のほぼ全ての土地所有者に対して、各事業説明会の開催や個別訪問により、意向確認とヒアリングを行い、計画案が出来上がりました。その後、大阪市、警察、関西電力などと協議を重ねて都度地元説明を行い、計画確定と施工が始まりました。ソフト面では、SDGsの一環としての屋上緑化プロジェクトでは、道修町を中心に7か所でブドウ生育を経て、ワイン醸造を行い、神農祭前週祭同様に交流を深めています。

2025年大阪・関西万博に向けた今後の展望

関西万博に向け、これまで以上に多くの国内外の来訪者をお迎えできるように、さらに安全と魅力の向上を推進しています。具体的には、道修町仕様の神社参道の灯篭に見立てた照明灯に加えて、夜間の足元に配慮して、沿道各社の建物1階から暖色系の光で演出します。そして、歩道の完成だけでなく、民間建物の外構部には、誰もが利用できるベンチの設置を提案しており、都市緑化としての植栽においても「くすりのまち」であるからこそ、薬草を中心に各社からの相談に対応しています。道修町のことがすぐ分かるプロモーション動画が完成したので、当協議会HPで紹介します。SNSでは、引き続きイベント情報に英文の併記を継続します。

主催道修町まちづくり協議会 (The Doshomchi Club)
所在地大阪府大阪市中央区道修町3-2-10
公式サイトTHE 道修町倶楽部(道修町まちづくり協議会)HP
道修町まちづくり協議会 公式インスタグラム
参加団体道修町製薬企業、大阪商工会議所、少彦名神社、関西医薬品協会、大阪薬業クラブ、集英連合振興町会、愛日連合振興町会など

Share

プロジェクト一覧