小学生と街角座談会! 子どもたちと万博のパビリオンをつくる「ノモのコ」プロジェクトって?

いよいよ開幕が迫る、大阪・関西万博。会場には、世界各国が参加するパビリオンだけでなく国内のパピリオンも多数あり、その様子が続々と発表されています。そんな中、今回はパナソニックグループによるパビリオン「ノモの国」に注目! 子どもたちと共につくってきたという、一風変わったパビリオンづくりの裏側に迫ります。街を舞台に、地元の企業と連携して繰り広げられるこの取り組みは、どのように進んできたのでしょうか?

Latest Event

Latest

パナソニックグループによるパビリオン「ノモの国」は、“ココロを映し出す不思議な国で、子どもたちの感性を刺激し、想像力を解き放つ体験型パビリオン”として計画を立ててきました。α世代の子どもたちが、常識や思い込みから解き放たれて、自分の中に秘められた力を解き放つ体験「Unlock体験」の提供を目指しています。

では、その“Unlock体験”を実現するために、どのような準備が進められてきたのでしょう? 「ノモの国」運営・イベント担当の那須 瑞紀さんと、テクニカルディレクターとして携わる原 吉輝さんにお話をお聞きしました。そして後半では、「ノモの国」づくりに参加している子どもたちも登場! 約1年かけて模索してきた「ノモのコ」プロジェクトの様子をお送りします。

パナソニックグループパビリオン「ノモの国」運営・イベント担当

那須 瑞紀

パナソニックグループパビリオン「ノモの国」で運営・共創イベントを担当。子どもたちと「ノモの国」をつくる「ノモのコ」プロジェクトを立ち上げ、万博開幕前から子どもたちや学生と共に推進。これらの活動が参加したみんなの原体験となり、今後の自信や勇気につながることを目指します。

パナソニックグループパビリオン「ノモの国」テクニカル担当

原 吉輝

パナソニックグループパビリオン「ノモの国」で展示体験を支える技術担当。光・映像・音を駆使した空間演出技術や、バイオ技術を活用した展示を制作中。パビリオンでの体験を通じて、自分の可能性に気づき、一歩を踏み出す勇気や未来を創造する力が育まれることを目指します。

ノモのコ

ゆうき

そろばんとトランペットが好き。ポリシーは「ココロ晴れ男」だそうで、どんよりな状況でも気持ちの持ちようで好天させたい小学6年生。

ノモのコ

ふたば

年齢問わず、誰とでもすぐに仲良くなれちゃう小学4年生。好きなものは百人一首、虹、そしてオレンジ。「オレンジは、色も食べるのも好き!」とのこと。

ノモのコ

みお

友達とする大縄跳びとクロミちゃんが大好きな小学2年生。今日のイベントで初めて会ったふたばさんと意気投合。

子どもたちと実験し続ける、パビリオンのつくり方

今回紹介する「ノモの国」は、「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」がコンセプト。これまで培ってきた「人の理解する技術」の研究に基づく分析や、光・音・風など五感を刺激する技術を用いて演出する体験型パピリオンです。

このパビリオンの名前は、「モノの捉え方はココロの持ちようで大きく変わる」いわば「モノとココロは写し鏡のような存在である」という思いを込めて名付けたそう。次の時代を担う子どもたちのパワーを引き出し、可能性を開いていく、そんな未来への期待に溢れたパピリオンになりそうです。

「ノモの国」パビリオンの完成イメージ

しかし、こうして紹介していくと「子どものためにと言いつつ、結局は大人が“子ども向け”に考えたものなんでしょ?」なんて、厳しい声が聞こえてきそうな……。でも心配ご無用! 実は、そんな懸念を払拭するようなプロジェクトがあるんです。それが、パナソニックグループと一般社団法人demoexpo(以下demo!expo)が共同で発足させた「ノモのコ」プロジェクト。「ノモの国」を構成するデザインや空間演出、体験コンテンツなどについて、子どもたちの自由なアイデアや意見に耳を傾け、パピリオンでの実装を目指す共創プロジェクトです。

那須

何においても、自分が関わることで愛着って湧きますよね。その愛着から好奇心やスキが生まれていき、ゆくゆくは挑戦へとつながっていく。そんな風に、「ノモの国」に子どもたちが関わることで、彼らにとっても一歩踏み出すきっかけになればと思って、「ノモのコ」を始めました。大阪・関西万博で体験できる「ノモの国」での出来事だけでなく、「ノモの国」をつくる過程から子どもたちが参加できるタッチポイントがあるといいなと考えたんです。さらにその原体験が、子どもたち自身のUnlockにつながるといいなと願っています。

これまで「ノモのコ」として行われた取り組みはさまざま。ミッション解決型ワークショップ「ヤヤコシ荘の届かないおくりもの」や、「ノモの国」で体験できるコンテンツのテストプレイに参加するワークショップなど。

「ヤヤコシ荘の届かないおくりもの」は、ちょっぴり変わった特徴を持つ、ヘンテコで「ややこしそう」な住人ばかりが暮らす「ヤヤコシ荘」の中で、部屋から部屋へと荷物を届けるワークショップ。
住人に荷物を届けるだけでなく、届けた先で新たなミッションを頼まれることも……!

また、イベントだけでなく、パナソニックグループが小学校で出前授業をするというプログラムも。

那須

今まさに、全国の小学生を対象に「ソウゾウの実験室」というワークショップを展開してます。かつて松下幸之助が主婦の重労働を想像して、家電を創造したように、子どもたちにも素材や端材を活用し、誰かの役に立つ新しいキャラクターを開発してもらっています。

毎回、今までになかったようなアイデアに溢れた取り組みをしている「ノモのコ」。その実現には、「大阪大学共創機構」「米子工業高等専門学校」「阪急電鉄株式会社」など、企画ごとにさまざまな共創パートナーがいるのも特徴です。また、実際にまちへ出て現場で行う企画ばかり。でも、パナソニックグループなら、自分たちの経験値や実績を用いて、独自のプロジェクトを企画することもできたはず。なぜ、共創パートナーをつくることを意識しているのでしょうか。

那須

まず、一つの企業だけでできることには限界があります。それぞれの立場の人たちには、役割や得意なところがあり、それが組み合わさったときに新たな価値が生まれると思うんですね。例えば、ドラクエでは世界を救うために、いろいろな役割の仲間が必要。作戦で指示を出す勇者、攻撃の要で仲間を守る戦士、呪文で敵全体を攻撃する魔法使い、後方から味方をサポートする僧侶など。さまざまな役割の仲間がいるから世界を救えちゃうんですよね。だからこそ、私たちにない強みを持っている方々とご一緒すれば、魔法をかけてくれるんじゃないかな? と思ったんです。

パビリオン照明演出ワークショップ「ノモと、ヒカリと、モノガタリ」。自由に想像する楽しさと、それをプログラミングで実装する表現の探求を行った。
那須

私たちがパビリオンを出展する意義は、出展を通じて、多くの人が自分の可能性に気づき、一歩踏み出すきっかけを届けたいと思ったからです。パビリオンに来館しなければそれができないとなると、限られた人だけの体験になってしまいます。そこで開幕前から、Unlock体験ができる場を外にも広げていき、またそれが万博後のレガシーになればいいなと思い、さまざまな人や場と共創しながら推進してきました。

取材当日は、阪急電鉄株式会社による大阪・関西万博を紹介するイベント「HH EXPO in 大阪梅田鉄道フェスティバル」が開催。阪急電車の車両をパビリオンに見立て、「ノモの国」も3号車へ出展しました。
那須

また、demo!expoのみなさんとご一緒させていただいたのは、大阪・関西万博の会場だけでなく、まちの至るところを万博会場と考え、さまざまなプロジェクトに取り組んでいるその姿をみる中で、「本当に何事も楽しんでいる大人たちだな」と心から思ったからです(笑)。子ども大人みたいな存在というか……やっぱりまずは自分たちが楽しまなくては、子どもも楽しくないと思うので!

「ノモの国」の車両では、自分を表す特徴を選び、同じ特徴がある人とのミッション通して新しい仲間に出会える企画「10分トモダチ」をお届け。

子どもたちの本音が聞きたい! 「ノモのコ」って実際どう?

ここで、「ノモのコ」に数多く参加してくれている小学生チームが登場です。まずは、今日参加した「10分トモダチ」の感想から聞いてみることに。

「10分トモダチ」は、始めに「よりみちが好き」や「忘れものが多い」など、自分の特徴に近い「トクチョウシール」を3枚貼って、同じシールを持つ人を探します。次のステップでは、見つけた相手と一緒に、「トクチョウシール」のお題に挑戦。書かれた質問を聞き合って、お互いを知っていくというもの。

体に貼った「トクチョウシール」をみながら、車両内をうろうろ。
見つけた相手の「トクチョウ」についてインタビューしたことを、付箋に書いて窓へ。一見ネガティブにもとれるようなトクチョウも、みんなのエピソードが集まると愛らしいものになってくる。
最後は、インタビューを通して知った相手の人柄を表すパネルを持って、記念撮影!
撮影した写真をみる楽しそうな表情。「10トモ」の誕生です。

ー今日は参加してみてどうでしたか?

ふたば

えっ、楽しい以外ない。

みお

楽しい以外ない!

ゆうき

オランダ館の車両に感動しました。花がたくさん飾られていてきれいだったし、お客さんが楽しみながらオランダのことを知れるクイズがあって、しっかりアピールしてる感じ。

ふたば

私もオランダ館好きだった〜!

ロスフラワーを車両全体に飾って、「花の国・オランダ」を披露したオランダ館。
ゆうき

大阪・関西万博では、アメリカと中国と、オランダも見に行ってみたいな。

ふたば

私は韓国館に行ってみたい。おしゃれって感じ。

ー「10分トモダチ」はどうでした?

ふたば

楽しかった! 楽しすぎて何回やったと思ってるの?

みお

10回はやったでしょ。

ふたば

私も! だってうちら一緒にやったもんね。

家族で参加していた人たちと「10トモ」になった!と、写真を見せてくれた。
ゆうき

僕は「忘れものが多い」「よく食べる」「朝が弱い」の3つを貼って。

みお

私たちは〜、「よく食べる」「よりみちが好き」「声が大きい」……

ふたば

それから〜、「おばけがこわい」「忘れものが多い」……あっ、いま、学校の連絡票出してないことに気づいた。

ー同じシールの人を探すのは、難しかった?

ふたば

簡単簡単、簡単。楽勝!

みお

10人友達つくった。

ふたば

私たち、今日初めてあったけど、もう親友だよねー。10トモ(10分トモダチ)やないで! 360トモ(360分トモダチ)やで! 6時間一緒におるもん。

なんだか女子チームの迫力、すごいなあ(笑)

ゆうき

もう、ぼく完全に負けてます(笑)

答えながら自由奔放に走り回る女子チームと、「寒い…」と呟きながらゆっくり答えを考える、ゆうきくん。

“企画があるから、すぐ仲良くなれる” プロジェクトで感じた声

イベントのことを楽しそうに教えてくれた小学生チーム。これまで1年を通して参加してきた、ほかの「ノモのコ」のプロジェクトについては、どう感じているのでしょうか。駄菓子屋さんへ移動して、お茶会のようにぺちゃくちゃおしゃべりをすることに。

それぞれ好きなお菓子を選んで、座談会スタート!

今までいろいろなプロジェクトに参加してくれていると思うけど、どれが楽しかった?

ふたば

今日のイベントと「お菓子パーティー」。お菓子が死ぬほどあって、それをみんなで食べるの。で、そのときのみんなの動き方とか様子を見て、パビリオンの中身を考えるんだっけ。

ゆうき

「お菓子パーティー」またやりたいなー。

ふたば

芝生とハンモックがあったの、良かったよね。場所の雰囲気も良かった。

「お菓子パーティー」の集合写真。さまざまな仕掛けが施されたお菓子を楽しみながら、パビリオンでの体験の一部をデバックするワークショップ。
イベントの写真を見ながら、当日を思い出して「これこれー!」と盛り上がる子どもたち。
ゆうき

めっちゃお菓子があって、宝箱みたいなやつにリンゴが入ってて。

あの宝箱は、みんなの勇気を試してた。どんなきっかけで、誰が開けるんやろうとか。限られた数やけど、分けるのかな、どうかなとか。

ゆうき

えーそうやったんや(笑)。僕が一番楽しかったのは、「ヤヤコシ荘」かなあ。変な住人が住んでて荷物を届けるんだけど、言葉だけでは伝わらへん人も多かったから、どうやって伝えるかをみんなで話し合って。

ふたば

その時はさ、一緒に協力した友達がおもしろかった。明るくておもしろい人ばっかり。こういうのは、友達ができやすくなるね。

ゆうき

それはあるかも。普段はすぐにできないのに、企画があるから、ここでは友達がすぐできる。

「どうですか?」と、ゆうきくんに尋ねるふたばさん。

参加する時、ちょっと不安に思ったこととか、最初迷ったりしたことってあった?

ゆうき

うん、最初は超人見知りやったから。

じゃあ、そこから一歩踏み出せたんや。

ゆうき

そうやなー、やってみたら意外に楽しいやんみたいな。

ふたば

みんなが楽しそうにしてるから、私は緊張せえへんかった。

全く? 不安とかもない?

ふたば

うん! ないない。ほんまやで。

みお

緊張するのって、大人たちのほうでしょ。

ふたば

あ〜、言われちゃったね〜。

那須

(笑)

子どもたちの考える「ノモのコ」に必要なこと

そして話は、次第に大阪・関西万博のことや、「ノモのコ」のプロジェクト全体のことに広がっていきました。

みんなはさ、大人たちに聞いてみたいこととかってある?

ゆうき

万博のパピリオン建設どのくらい進んでるのか、気になる。前まで建設終わるんか?みたいな空気出てたけど、最近はニュースでも全然見ないから。

もう今は、全部着工しているよ。たぶん今会場に行ったら、なんとなく建物が立ち上がっているのがわかると思う。だから安心して万博には遊びに来てください。ちなみに学校でも万博の話ってする?

ゆうき

僕、行くつもりやねんって先生に言ったら、結構クラスメイトに「僕も!」って言ってる子おった。

ふたば

私らは、一緒に行くもんなー?

みお

行くー!

ちなみに、この「ノモの国」パビリオンを、大人と一緒につくっていくのって、どんな気持ち?

ゆうき

一歩先をやってるって感じ。

なかなか学校では、大人と一緒に何かつくるっていうのがないのかな?

ゆうき

ある。ふれあい活動とか、参観日とか。でも、「ノモのコ」はそれともちょっと違って。みんなでなんでも考えられるのがいい。やりたいことのために必要なことだったら、全部やるから考えよう!っていう感じ。

なるほど。大人になってくると、経験値の中で、こうしなくちゃならない……って考えることも多いからね。

ふたば

ちょっとね〜、それはしなくてええんちゃう?

ゆうき

もうちょっと大人はルールについて、改めたら?

ふたば

ルールありすぎじゃないか問題! 「ノモのコ」も、1回ルールなしにしてみたらどう? 何時から何時とかもなしで、一日中好きなようにやるの。

ゆうき

そうしたらさ、社会が潰れんで。全員自由やったら(笑)

人間っておもしろいよね。みんな自由にしてるつもりなのに、いつのまにか誰かが決まりをつくり始めて、ルールができちゃうんだよね。でも、少しでも自由度の高い活動ができてきているのかなって思うから、これからも頭の固い大人たちをどんどん刺激していってほしいな。

会期終了後にも続く未来を見据えて

ざっくばらんに、子どもたちの本音を聞けた座談会。話を聞いていて感じたことは、きっかけさえあれば、大人の想像以上に子どもは自由にのびていくのではないか? ということ。友達づくりだけでなく、課題を解決するためのアイデアの閃き、コミュニケーションで膨らむ創造性など、「楽しい」と感じる気持ちがボタンとなって、それぞれの個性や思いを表現しやすくなっているように感じます。

実際に運営側である那須さんと原さんは、子どもたちの話を聞いてどう感じたのでしょう? 二人に振り返りを聞いてみました。

3人共、まずシンプルに、しゃべっているのが楽しそうでしたよね。いろいろ聞いても、楽しそうにすぐ答えてくれる。それが良かったなと。「本当にこれって楽しいのかな? ひねりすぎてるかな?」という思いがあったので、前向きにイベントに参加して、大人とのものづくりに楽しみながら関わってくれてるんだとわかって、嬉しかったです。

那須

初めてゆうきくんに出会った時、全く印象が違ったんです。みんなの前で話すのが少し恥ずかしいなって感じだったんですが、イベントに参加する度にしっかりしていって、今や「ノモのコ」のリーダー格。頼りにしちゃってます。ふたばさんは、もはやスタッフのような存在。世代を越えて、誰とでも仲良くできて、本当にすごいコミュニケーション力。見習いたいです。それに「あれもこれも参加した!」と覚えてくれてて、とても嬉しかったです。みおさんは今日、めちゃくちゃ楽しそうで、ふたばさんと親友になってましたよね。学校以外にも親友ができる活動って、とてもいいな、と。将来「ノモのコで一緒だったね」って話してほしいです。

子どもたちの会話の中で、さまざまな取り組みが登場しましたが、大人たちはこれらの取り組みを、どんな風に捉えていたのでしょうか。

那須

例えば「お菓子パーティー」では、ある意味少しネガティブな自分を知る瞬間があり、それを受け止めた上で、ポジティブに変換できている子どもが多く、とても柔軟だなと思いました。「ヤヤコシ荘」のようなチームワーキングを行うワークショップでは、いつの間にか役割ができていて、得意なものを率先してやったり、得意な子に振ってあげたり、リーダー的な存在となってまとめ上げる子どもも出てきて。特に大人が役割を指示したわけではないのに、自然とそれができていて、実は子どもって大人よりすごいのでは?と、いつも感心させられます。

保護者の方が「家ではこんな姿見たことなかったです」と、嬉しそうに話してくれたこともありましたよね。

那須

どのプロジェクトを通しても、「子どもたちはコミュニケーションのおばけなのかも?」と感じることがありましたが、実は大人になるほどコミュニケーションの仕方がわからなくなってるだけなのかもなと、考えさせられます。

大阪・関西万博スタートまで、あと約2ヶ月! 会期は半年ほど続きますが、「子どもたちとの活動は会期中がゴールではなく、開幕後も続けていけるといいな」と、那須さん。

那須

1970年に万博を体験した大人たちが、貴重な体験だったことをよく話してくれます。2025年大阪・関西万博においても、未来に夢を持つことができ、語り継がれるような体験を提供していきたいと思っています。

万博は“発展した現在”を見せるだけではなく、未来の夢や希望への足がかりにもなっていくもの。実際に未来を担う子どもたちは、「ノモの国」でどのように自分を開花させるきっかけを掴むのでしょう? ぜひパビリオンで、その姿を目の当たりにしたい! と、期待が膨らむひとときでした。

そして、今日お話を聞かせてくれた子どもたちも、パビリオンづくりの経験が自信につながり、次世代への架け橋となっていくのでしょう。「ノモのコ」プロジェクト。このまちの前向きな未来まで見えてくる、そんな取り組みになる予感がしています。

取材・文:小島知世
編集:しまだあや
写真:平野明
企画・編集:人間編集部

Share

特集一覧